症例19:緑内障で長期治療中の方の眼瞼下垂手術

患者様の状態・ご要望

手術内容:挙筋短縮術+脂肪移動

手術眼:両眼

緑内障で定期的に通院されている方です。
約1年前から瞼が下がっている感じがするとの訴えがありました。
眼を開いても瞼のふちが瞳孔にかかっており、眼瞼下垂手術についてお話ししました。

長年、緑内障治療のために、FP2作動薬であるルミガンという目薬を使用していました。緑内障治療のためには重要な目薬ですが、使用していると眼瞼溝深化(目の周りが窪む変化)を起こす副作用があります。

この患者様も、眼瞼溝深化が生じるとともに徐々に眼瞼下垂も進行していきました。

視力データ

検査時期 遠見視力 近見視力
術前 緑内障治療中のため視力測定データなし 緑内障治療中のため視力測定データなし
術後 眼瞼下垂改善により視野が拡大 眼瞼下垂改善により視野が拡大

手術方針と結果

このことを踏まえ、眼瞼下垂手術では、できるだけ自然な仕上がりになるように工夫しました。

瞼(まぶた)の手術には大きく二つの方法があります。挙筋短縮術と皮膚切除術です。いずれの方法を用いるかは、医師が瞼(まぶた)の状態を確認して見極めます。挙筋短縮術と皮膚切除術を組み合わせて行うこともあります。 いずれの手術も日帰りで行っており、手術時間は両眼で約40~50分程度です。

この患者様のケースでは、挙筋短縮術を行いました。

挙筋短縮術は、瞼(まぶた)を挙げる筋肉が衰えて伸びてしまい、眼が開きにくくなった場合に用いる方法です。局所麻酔をした後、筋肉を縫い縮めて瞼(まぶた)が開くようにします。手術後は二重瞼になります。

この手術と同時に、目の周りの脂肪を移動することで、眼瞼溝深化(目の周りが窪む変化)が目立ちにくいように工夫しました。

術前・術後比較

術後スリット 2024/12/25

右眼
右眼
左眼
左眼

比較写真

術前
術前
術後
術後