5焦点眼内レンズIntensity
白内障手術では、濁った水晶体をとりのぞき、代わりに人工レンズを入れます。(白内障手術について詳しくはこちらをご覧ください)
人工レンズには様々な種類があります。
健康保険適用の単焦点レンズの他に、多焦点レンズというものもあります。
多焦点レンズを入れると、遠くも近く(あるいは中間)も裸眼で見ることができるようになるため、「老眼が楽になった」と感じられるかもしれません。
(多焦点レンズについて詳しくはこちらをご覧ください)
多焦点レンズには様々な種類があり、遠近2か所にピントが合うもの、遠中近3か所にピントが合うもの、遠くから中間にかけて自然な見え方のものなどがあります。
そしてこの度、望月眼科では5焦点レンズIntensity(インテンシティ)の取扱を開始しました。
Intensity(インテンシティ)では、遠方、遠中、中間、中近、近方の計5か所にピントが合うようになっています。
※MTF曲線とはレンズ性能の指標の一つです。見るもののコントラストをどの程度忠実に再現できているかを表しています。
また他の多焦点レンズよりも鮮やかに明るい見え方となるよう作られており、薄暗い場所でも比較的近くが見えやすいでしょう。
このIntensity(インテンシティ)は、日本ではまだ保険適応外のため、自費診療となります。また、その都度外国から輸入するため、準備にお時間をいただいています。
患者さんによっては、もともとの乱視や眼の奥の病気などの影響で、Intensity(インテンシティ)ではない別のレンズのほうがお勧めできる場合もあります。
そのような場合は、事前の検査の際にご説明させていただきます。
「自分もそろそろ白内障の手術を考えてみようかな」と思われている方。手術後にどのような見え方になりたいか、見えるようになってどのような生活を送りたいかということも、ゆっくり考え始められてはいかがでしょうか。
もし、できるだけ眼鏡をかけずにいろいろな事をして生活を楽しみたいと思われていらっしゃるのなら、Intensity(インテンシティ)などの多焦点レンズがお役に立てるかもしれません。